*サテライトオフィス@宮古島

テレワークの楽園化プロジェクト

News 】 2017.10.31

デラIT×テレワーク@宮古島未来会議Vol.3

名古屋を代表するIT企業の勉強会「デラIT」をお招きし、宮古島サテライトオフィスの誘致やテレワークの可能性について、
意見交換会「デラIT×テレワーク@宮古島未来会議」が開催されました。
3年前にもテレワーク@宮古島の視察に訪れたデラITが、宮古島市が推進する「宮古島市サテライトオフィス誘致活動サポート事業」に注目し2度目の視察ツアーを計画。今回の会議が実現しました。

 

まずは宮古島市の概要や、オフィス設置のメリット・課題などを説明させて頂きました。
宮古島は大小6つのの島で構成され、人口約5万1千人。
東洋一と評価されるほどの前浜ビーチをはじめ、常に人気ランキング上位の有名なビーチが多数。
市街地には光回線も導入されネット環境も快適。(市内全域に順次整備中)
県立病院や大型スーパー、コンビニなどもあり不自由のない生活インフラが整っています。

一方で、漁業や農業の一次産業は盛んだが6次化やIoT対応はまだ追い付いていないのが現状。
また、大学や専門学校がないため若者は進学や就職を機に島外へ出てしまい
18~30歳くらいの働き手が不足しているという課題も抱えています。

 

人材確保、育成について

大学や専門学校がない宮古島では高校卒業を機に進学や就職で島を離れる人が多く、例え戻って来たい、戻ってくるとなっても宮古島でICT関連企業に勤めるという選択肢はほとんどないのが現状。サテライトオフィスを開設する企業側としても、地元の人を雇用できないのでは地域活性化には繋がらないのでは?という意見や何か戻りやすくするための制度やサポート体制が必要という意見を頂きました。

 

 

ITと教育現場

今回はデラITのメンバー6社に加え、宮古島市伊良部高校から下地先生、宮古工業高校から久米先生にもご参加頂きました。
高校でITや情報の授業はあっても、それを仕事にするといったイメージはまだあまり持てていないようです。やはりイメージしやすい身近な職業の保育士や消防士などが人気のようですね。

今後もし色々なICT関連企業が進出してくれれば、ITを使って宮古島でこんな仕事ができるんだよというイメージが沸くのではないのか。また宮古島にサテライトオフィスがある企業に就職できれば、一度は島を出て経験を積むことも可能だし、仕事や会社を変えずにUターンも可能になるのではと話して下さいました。

 

ITの聖地になるには

都内やITが盛んな地域では、会社の垣根を越えて同業者同士のコミュニケーションが多いとうのもIT業界の特徴。
技術についての勉強や情報交換ができることは企業にとっても、働くひとりひとりにとっても大きなメリット。
それが宮古島でもできれば、人は自然と集まるのではないかといった意見もありました。
たくさんの企業がひとつの場所に集まり、コミュニケーションをとれるコワーキングスペースが有効活用していければ
宮古島がITの聖地になる日もそう遠くの話ではないかもしれません。
今後も多方面の方々に協力、支援して頂きながら宮古島の未来を一緒に創っていきたいと思います。